天馬油・馬神油について

馬はどうして速く走れるのか、耐久力が凄いのか。
馬のタテガミは何故毛が長いのか、毛の艶が輝いているのか。
様々な特長を凝縮して作られる馬油には、科学で解明できない不思議な性能がいろいろと詰め込まれています。

マスコミでも話題になり、最近ではNHKと民放「アッコにおまかせ」でも取り上げられて放送されています。
柔道の谷亮子が負傷し、馬油で治療されていることがオリンピック前でもあり、新聞・TV等で大きく報道されました。
また、3年前巨人軍の清原選手が自打球を足に当てたときや、横綱の朝青龍が負傷したときに馬油のみで治療されて完治させたことは周知です。
古くはソウルオリンピックで、陸上のジョイナー選手が馬油を両足にスリ込み、世界新記録を生み出したこと等々のエピソードが数限りなくあります。

馬油は経年目覚しく改良技術も進み、特有な臭いの問題も今では全く気にならないまでに改善されています。
「馬油作りには、熟練した経験と品質」へのこだわりを追求した成果です。
馬の脂なら何でも良いというわけではありません。
最良質の馬油の原料は、どこの部位の脂なのかがもっとも重要な要素です。
市場に出回っている馬油は採取部位にこだわっていませんから、格安で販売できるのですが脂肪酸組成がロットにより大きく異なり、安定した製品になりえません。
タテガミの皮下部に「コウネ」と呼ばれる部分があるのですが、馬の体重5トンのうち、1Kg〜2Kg程度しかありません。
通常の馬の脂として取り出されるのは100Kg程度で、精製して60〜80Kgの製品になります。
一方「コウネ」のみ1〜2Kgを特殊技術で精製すると、たったの200gしか取れません。
一頭の馬から、わずか200gの希少オイル。これが「天馬油」の元なのです。

馬油の唯一の欠点は臭いにありました。
従来の馬油は技術も未熟だったため安定性が悪く、酸化しやすかったから、古くなると嫌な臭いがしたものです。
実は、コウネは食べても美味なのです。
高級な馬刺し(高級料亭で頼むと4〜5切れづつ付いてきます)の肉に挟み込んで食します。
この原料を最新の技術で脱臭、精製過程の間ジッと見守り続ける。
馬油は子育てと同じと言えるでしょう。
気温や温度に合わせ、脂を溶かす時間や釜の温度を調節し、長い時間を費やして創り出します。

「買ってはいけない」化粧品が溢れかえる現代社会だからこそ、本物がキラリと光る。
それが人間の皮脂にもっとも近い天然馬油なのです。
その昔、大道商人の「ガマの油」売りがいたのをご存知でしょうか。
筑波山の蛙が己の姿の醜さに金縛りとなり、全身の肌からタラーリ、タラーリと滲み出してくる脂汗。
火傷、ヒビ割れ等をピタリと治す秘伝の妙薬「ガマの油」。
牛、馬の食用を禁じられた江戸時代のこと、馬の油と言えず「我が馬の脂」から「我馬の油」、そして「ガマの油」と変名されたとも言われています。

今では厚生省も皮膚保護剤として認可され、特に火傷にはケロイド症状を起こさず、元と同じ綺麗な皮膚が再生される不思議な油、ミラクルオイルとも言われる所以であります。
科学的に検証してみると、中々の優れものであることが判りました。
血行促進、保温作用、抗菌作用、鎮痛作用、抗炎作用等々、優れた浸透力の相乗効果なのでしょうか多様な効果に対して裏づけが得られました。
特に皮膚に対する効能は素晴らしく、期待を裏切りません。
天然物であることから副作用の心配は全くなく、各種の刺激もなく、デリケートな素肌にこそお勧めいたします。

馬油の唯一の課題であった臭いの問題も、最新の技術で特殊精製により解消され、安定性も優れた製品が誕生しました。
これが正に「天馬油Essence」なのです。
顔専用の化粧用として、皮膚再生請負い剤として生まれ変わりました。